BUSINESS
事業紹介
“高品質”と“安定供給”にとことんこだわっています。
建造物や土木の基盤となるコンクリートは、高品質でなければいけません。
当社は常に技術革新に取り組み、ジャストなタイミングで高品質な生コンを安定供給しています。
原材料から自社製造し、高品質な生コンを安定供給できる強み。
当社はもともと生コンの原材料の一部である砂利の採取販売業からスタートしました。その後60年以上に渡る歴史のなかで生コン製造にも参入。現在に至るまで骨材(砂や砂利のこと)を自社製造しており、常に高品質な生コンを安定して提供できるのが強みとなっています。
そもそも生コンは、骨材とセメントと少量の混和剤に水を加え、練り合わせて固めたもの。工事の方法や使われる建物などの種類によってそれらの配合を変え、強度や柔らかさといった様々な特色を出していきます。当社では良質な原石から原材料となる骨材を製造しているため、お客様が求められる配合通りの高品質な生コンを作れるわけです。骨材は生コンの約70%もの割合を占めるものなので、生コンの品質に大きな影響を与えるといっても過言ではありません。
生コンは、ビル、住宅、橋、道路、ダム、学校、病院など、まちのあらゆる建造物や土木に使われています。いわばまちづくりの基礎となるものですから、長い年月が経っても、地震がきても崩れない強度が必要不可欠。その上、工事現場で扱いやすい柔らかさもなくてはならず、配合のバランスがとても大切です。当社では長年の経験と実績によるノウハウを駆使し、さらに試験室で生コンの検査を行ってから出荷するなど、徹底した品質管理を行っています。
最新設備を導入&リサイクルで環境にもやさしいビジネスを。
高品質な生コンの安定供給を維持するため、当社では最新の設備を導入。特に重要な生コンバッチャープラントは2基を保有し、片方のプラントにトラブルがあった際にも生産を止めることのない万全の体制を築いています。プラントを2基保有するためには広大な敷地も必要であり、充実した工場設備と言えます。
もちろん製品の出来を左右する原材料の品質管理や配合などはすべて最新鋭のコンピュータシステムと熟練した専門技術者によってコントロール。ロスが少なく、高品質な生コンを安定的に供給できる高い製造能力が、お客様にも高く評価されています。
また当社では琵琶湖を有する滋賀県に位置する会社の責任として、環境保全にも積極的に取り組んでいます。通常、工事現場へ運んだ後に余った生コンは産業廃棄物となります。その産業廃棄物を出さないようにするため、様々な研究開発の末、独自のリサイクルシステムを確立。現場で打ち込まずに残ったコンクリートや工場に戻されるコンクリートを原料に、再生骨材としてリサイクルし、路盤材やコンクリートの基礎材として再利用しているので、当社の廃棄物は基本的に0。生コンの原材料から製造し、残ったコンクリートも再生することで、すべての製造工程を循環させるという環境にやさしいシステムを構築しているのです。
輸送体制を充実させ、必要な時に必要な量をスピーディにお届け。
一般の方にはあまり知られていないと思いますが、生コンの運搬には制限時間が設けられています。というのも生コンは時間が経つとともに固くなり、工場で練り混ぜてから数時間後にはスコップが刺さらないくらい固くなってしまうからです。固くなれば工事現場で使えないだけでなく、生コンに含まれる空気の量なども変化し品質が落ちていきます。
例えばJIS(日本工業規格)の場合ですと、「レディーミクストコンクリートの運搬時間は、生産者が練混ぜを開始してから運搬車が荷卸し地点に到着するまでの時間とし、その時間は1.5時間以内とする。」と定められています。そこで当社では1.5時間の制限を守るため、毎日お客様のニーズに合わせた量の生コンを製造し、作りたてをスピーディに運搬できる体制を構築。運搬するミキサー車も数多く揃えることで、お届け場所・時間帯・供給量といったニーズに柔軟に対応しています。
生コンの品質変化には外気温も大きく影響するため、季節や天候によっても品質は異なります。それをいかに均一な高品質で製造するかが製造者としての腕の見せ所。そこで当社では毎日の気温や湿度といった条件を考慮しながら、配合や検査を実施。お客様から求められる量を安定した品質で供給する「品質管理」と、求められる時間通りに納入できる「配車」のコントロールが生コン製造の一番の核と言える仕事です。